ワンネットシステム株式会社

代表挨拶Message

代表取締役 中村 美裕

2005年に他に先駆けて会員管理のためのWebシステムを開発し、それ以来、同窓会様、大学様、学会様などの非営利団体様にシステムを提供させていただきました。
しかし、スタートは会社設立前に、ある同窓会役員の方から住所が分からない会員が増え、会費が集まらず、会員管理にとても苦労しているというお話を伺ったことがきっかけです。
当時はインターネットの脆弱性と個人情報漏洩が今よりさらに神経質な時代でした。インターネットで個人情報を管理することを提案しても受け入れてもらえないだろうと思って説明したところ、「いいじゃないか」と共感してもらえたことで、現在のシステムの元となる会員管理システムの構築にたどり着くことができました。


その後しばらくは、なかなか認知されずに苦しい時代が続きましたが、幸いにもその間に良いお客様に恵まれたことで、何とか事業を継続することができました。

その間、私が一貫して行ってきたのは、傾聴と提案です。
まずお客様の課題を何度もお聞きし、システムの画面コピーを見せながら、何ができて、どんな課題解決につながるかを提案しました。
そして、お客様の生のご意見を聞いて当社のシステムに足りない点を改良していきました。

そのうちにシステムはより多くのお客様のニーズに対応できるようになり、お客様から共感や信頼を得られるようになりました。


当時はお客様ごとにシステムを開発していたため、そのような改良にともないシステム上で見つかった小さなバグを修正していくことが大きな負担となり始めました。
そこで、一つのシステムですべてのお客様の異なるニーズに対応できるようにすれば、あるお客様でバグが見つかっても、それを修正すれば他のお客様に同じバグで迷惑をかけることもないし、保守の手間も減るはずだと考えて2016年にPalSyne(パルサイン)の開発に着手しました。

一つのシステムですべてのお客様の異なる種類のデータを管理するということは、システムもより複雑になり、データ数も膨大になるため、高速で大容量のデータベースが必要となります。
その解決方法を考えていた時にある同窓会役員様の紹介でたどり着いたのが数理技研様が開発したCoreSaver(コアセイバー)というメモリデータベースでした。
CoreSaverに巡り合えたことは、まさに仕事を通じて知り合ったお客様のお陰です。
PalSyneは、このCoreSaverがあって実現できたシステムです。


私はこれからも、人と人の巡り合いから新たな可能性が広がることを信じて、お客様やパートナー様、そして社員の皆さんと一緒になって、将来の会員管理ニーズにも対応できるように、PalSyneの可能性をさらに追求してまいりたいと思います。
そして、会員管理業務の基幹システムと自信をもって言えるように、社員と力を合わせてPalSyneのみならず、当社が行うサービスを充実させていきたいと考えています。

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